支部
山梨支部では、2024(令和6)年10月14日に『支部設立75周年記念誌 わたしと東京女子大 第3号』(全66頁)を発行しました。1995(平成7)年に第1号、1997(平成9)年に第2号を発行して以来、実に27年ぶりとなります。この記念誌発行は、コロナ禍の2020(令和2)年に、複数の支部長経験者の「何とか支部の活動を記録に残したい」という熱い想いから生まれました。
山梨支部は、1949(昭和24)年に小方喜羊さん宅にて11名で支部活動を開始してから75年目を迎えました。支部を設立し、活動を支えてきた諸先輩の何人かはすでに旅立たれています。このままでは、第二次世界大戦前後の混乱期から戦後の復興期に、山梨の地で、強い意志を持ち、東京女子大学卒業生として「人間としていかに生きるか」を真摯に問い続けた、諸先輩の歴史が埋もれてしまうことにもなりかねません。
歴史を残しておくことで、時代は違えど東京女子大学で学び、山梨の地で暮らす同窓生は、生きる指針と勇気をもらえます。また、東京女子大学で学ぶことを次世代の人々に勧めるきっかけにもなります。そのような思いから、「会員の想い」を中心に編集した前二作に加えて、今号では「山梨支部の歩み」を辿り、「会員のストーリー」の特集を組んで同窓生の活躍の様子を伝えることに心を砕きました。
本記念誌は、「QUAECUNQUE SUNT VERA」のもとで学んだ山梨支部の一人ひとりの絆を、さらに強固なものとする一助になると思っています。
山梨支部長 小尾きよこ(記念誌編集委員会委員長)
記念誌表紙
山梨支部の歩み 支部発足~設立を支えた人々~
会員のストーリー 北杜市の博物館学芸員としての四半世紀