同窓会

会長挨拶

まもなく同窓会は、創立100周年を迎えます。同窓会は、2020年、2021年、2022年の3年間を同窓会創立100周年記念年間としました。

私たちの先輩が、旺盛な創造力と実行力で母校を支えてきてくださったこの100年を振り返り、そこから学び、この記念年間に行うさまざまな事業や行事をとおして、私たちが同窓会への理解と愛着をさらに深め、次の100年に向かう第一歩を踏み出すための活動を進めていきます。

100年前、諸先輩はどのような思いで集っていたのでしょうか。そのような気持ちで『同窓会70年史』をひもとき、次のような文章を見つけてはっとしました。「東京女子大学の場合は大学も同窓会も一体となって、さながら『大家族』のような形で発展してきているように見うけられる。サイズの上から見ると大学誕生当初は少人数でまさに『家族』同然だが、しかし単にサイズだけの問題ではなく、教育の中で日常的に『家族』の結びつきや思いやりが育てられていたように思える」というのです。

同窓会といっても初期のことであり、おそらくまだ少人数の同窓生であるがゆえに許された「さながら『大家族』のような」交流であったのかもしれません。けれども、その「大家族」のようなつながりを生み出す背景には、大学の教育そのものの中で育まれた結びつきや思いやりがあった、という指摘に心動かされたのです。少人数制の教育の良さを今に受け継ぐ東京女子大学ですが、「家族」というにはもはや許されないほど多くの卒業生を輩出し、同窓会もまた多数の会員を擁する集団となっており、「組織」としての運営が不可欠になってきています。けれどもなお、どのように大きな「組織」になろうとも、あたかもひとつの「家族」のように交わり、思いやりをもって接してきた伝統は今なお脈々と生きているように思われます。

同窓会100周年記念年間の活動を通して、これら今日の同窓会を築いてきてくださった諸先輩に思いをはせ、次世代へと豊かなつながりをつないでいけたらどんなに素晴らしいことでしょう。どうぞ、同窓会に関心をもってください。そして、東京女子大学と東京女子大学同窓会に大きなお支えをお願いいたします。

 

一般社団法人東京女子大学同窓会会長  小山 惠子

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