支部

2023/11/19 2023年度熊本支部活動報告

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「百歳まで歩く身体づくり」

11月19日、子飼商店街のイベントスペース和創にて、エクササイズ教室を開催しました。姿勢改善スタジオLeristのトレーナー、髙橋大智先生をお招きして、表題のテーマのもと先生のお話に耳を傾けつつ、身体を動かし、とても中身の濃いひと時を過ごしました。
 「百歳まで歩く」というからには、足腰を鍛える体操を教わるのだろうと思っていたのですが、その期待はよい意味で裏切られました。次から次に興味深いお話が続き、皆さんも熱心に聞き入っておられました。出席されなかった方々にも、ぜひその内容をお伝えしたいと思うのですが、とてもここには書ききれないので、ほんのポイントだけ書いてみます。    
① 呼吸機能について
1日に2万回といわれる呼吸を意識することが歩行時に必要な体幹の安定を促す。息は『吐くこと』と『呼吸数を減らすこと』がとても大事。深い呼吸をして息を吐き切ることでお腹に力が入り、腹筋を鍛えられる。その時に、胸骨と脇腹に手を当てて、肋骨が開くことを感じる。自律神経を整える効果もあり、冷え性の改善も期待できる。就寝時に仰向けで行うのも効果的。
呼吸の基本は『鼻から吸って吐いて止めて』を繰り返すことで、「吸う」と「吐く」は1対3の割合で、30秒間に7呼吸程度が望ましい。また、口を閉じた時の舌は、上顎に付いているのが正しい。
② 足裏の感覚
地面と脳を繋げる足裏の感覚を刺激することが大事。例えば、テニスボールを足裏で転がして刺激をする。出掛ける前などに行うのも効果的。そして、かかとから着地することを意識する。重心が前寄りになった状態で歩くと転倒や足がつる原因にも。
③ 背骨の柔軟性
背骨は脳を支える柱なので、可動性を高めて脳を安心させることが大事。両手を前に出して、背中を丸め、息を吐き切る。
炊事の途中で、流しに手をついてやってみるのもよい。市販のストレッチポール(バスタオルを筒状に丸めて代用してもよい)の上に背骨を添わせるように寝て、全身の緊張をほぐすのも効果的。
以上の3点を踏まえた上で、「百歳まで歩き続ける」ためには運動、食事、睡眠はもちろん、他者との関わりや遊びなども重要になってくる、というお話でした。
 終了後は、川尻の開懐世利六菓匠(かわせりろっかしょう)のお菓子をいただき、和やかな雰囲気の中で会を終えました。
古閑たまき

会場外観

会場外観

参加者と講師

参加者と講師

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