支部

2021/6/27 2021年度香川支部活動報告

  • 報告

6月27日(日)に初めてのZoomによる支部総会と講演会を開催し、県外の同窓生を含む20名 の参加を得て、また同窓会本部の増子美代事務長にもご参加いただきました。 支部総会は副支部長の司会、支部長の挨拶から始まり、2020年度・2021年度の役員紹介、会計報告の後は講演会がありました。昨年度ご講演をお願いしていた東城敏毅氏(ノートルダム清心女子大学文学部日本語日本文学科教授、上代文学会理事、美夫君志会理事)に講演していただきました。演題は「天平時代のパンデミック―『万葉集』遣新羅使歌群―」でした。
万葉集についての説明のあと天平9年(聖武天皇の時)に天然痘が大流行したこと、その原因が「遣新羅使」であったことについて話され、その後「遣新羅使」の万葉集15巻所収の歌について説明されました。和歌の初心者にもわかるような丁寧な解説でした。
講演会のあとに、講師も交えて講演についての質問や参加者全員からの近況報告を頂き、和やかな懇親会の時間を過ごしました。
この会に先立ち、香川支部ではZoomに不慣れな会員のためにZoomの講習会を数度開きました。参加者の感想は、「Zoom支部総会良かったです。」「印象に残る会でした。」「リアルとZoom支部総会を交互にしてほしいくらいです。出席するための移動時間を節約できるので。」と好評でした。県外からの参加者も「遠くからでも参加できてよかった」との感想をいただき、こうしたZoom講演会が初めてだった講師の方からも「楽しいひと時を過ごすことができました」との言葉がありました。
毎年、支部総会は会員相互のさまざまな繋がりを発見する機会にもなっております。しかし、昨年度はコロナ禍のため中止となり、今年度も感染者増加のため会場での開催ができなくなりました。そこで、Zoom支部総会を開催し画面越しにでも会員の交流をはかりたいと、オンライン支部総会を企画しました。支部総会にいくと元気になる、刺激をもらって自分も何かに挑戦したくなるとの声が毎年聞かれます。2021年度の支部総会はまさに新しいことへの挑戦でした。2022年度は対面での支部総会が開催され、会員相互のつながりを確認できる幸せな時間となることを願っています。

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